容量拠出金を「DR」で大幅削減。
新電力会社の収益を守るサービス3選
容量拠出金の負担増は、小売電気事業者にとって喫緊の経営課題です。その解決策こそ、負担額決定のカギとなる「H1需要」をピンポイントで抑制するデマンドレスポンス(DR)。
当メディアでは、ピークカットによって容量拠出金を軽減する、
DR支援会社3選を厳選してご紹介します。
容量拠出金を「DR」で大幅削減。
容量拠出金の負担増は、小売電気事業者にとって喫緊の経営課題です。その解決策こそ、負担額決定のカギとなる「H1需要」をピンポイントで抑制するデマンドレスポンス(DR)。
当メディアでは、ピークカットによって容量拠出金を軽減する、
DR支援会社3選を厳選してご紹介します。
容量拠出金の配分比率は、前年度の夏季(7~9月)・冬季(12~2月)における「エリア最大需要発生時」の自社電力使用量シェアを基礎に決定されます。
計算対象となるのは、エリア全体の需要が最も高まる瞬間の使用実績です。
そのため、最大需要が発生する時間帯に自社のピークを重ねないよう工夫(ピークシフト等)することが、負担軽減に向けた効果的な対策となります。
デマンドレスポンスは、需給ひっ迫時に需要家が電力使用を抑え、逆に需要が低い時間帯には利用を促すことで需給を調整する仕組みです。 単なる節電とは異なり、小売電気事業者にとっては収益にも直結する重要施策となります。
小売電気事業者の間で特に注目されているのは、小売電気事業者が負担する容量拠出金の削減です。ピーク需要を抑制することでコスト負担を軽減し、事業規模によっては年間で仕入れコストが数千万円下がることもあり、仕入れコストの最適化と利益率の改善につながります。
加えて、国やSII(環境共創イニシアチブ)が実施する「次世代型VPP構築実証事業」「アグリゲーション実証補助金」「家庭用蓄電池導入支援」などの全国的な補助制度を活用すれば、需要家の参加ハードルを下げ、デマンドレスポンスの効果をさらに高められます。
コスト削減・顧客信頼・脱炭素社会への貢献を同時に実現できる戦略、それがデマンドレスポンスです。
内製化なら自動運用ができるシステム型、完全委託なら代行、事業戦略から見直したいならコンサルがおすすめ。
それぞれのタイプで強みを持つ会社をピックアップしました。



システムが需要ピーク時間帯をランキングで予測し、設定に応じてデマンドレスポンス要請を自動で発動。
BridgeLAB DRの活用により、容量拠出金の算定対象となるピーク需要を平均1~5%※抑制することが期待でき、人的な業務負荷や人件費・容量拠出金の削減が可能です。
「BridgeLAB DR」は、最短4週間という短期間ですぐに始められるクラウド型のDR支援サービス。小売電気事業者のDR発動における需要家の参加意思収集や需要調整量計算、レポート発行を手軽に実現し、関連する業務工数を削減します。
イベントの通知、参加管理、インセンティブ単価設定、効果レポートの作成まで、一連の業務を自動化することにより、少人数体制でも属人化しない運用が行えます。
その他、CSV連携により、既存の顧客管理システムや需給管理システムとの接続も容易なため、既存システムに大きな変更を加えることなく、手間なく連携可能です。
四国電力は、節電要請や実績集計など運用の業務負荷を課題とし、2022年12月にインフォメティスの「BridgeLAB DR」を本格導入。参加意思の集約から節電量の算定、報告作成までをクラウド上で自動化することで、運用負担を抑えつつ、対応の速さと安定性を両立しています。
参照元:BridgeLAB DR公式HP(https://www.informetis.com/news/5908/)
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| プラン一覧 | トライアルプラン | スタンダードプラン | 成果報酬プラン※ |
|---|---|---|---|
| サービス対象期間 |
1シーズンのみ (4月~9月 or 10月~3月) |
1シーズンから (4月~9月 or 10月~3月) |
1シーズンから (4月~9月 or 10月~3月) |
※成果報酬プランは、容量拠出金DRのみの限定サービスです。
インフォメティスは、電力データを活用してエネルギーの最適化を支援する企業です。
独自センサーとAI解析により、家庭や施設の電力使用を可視化し、見える化・需要予測・実績管理まで一貫してサービスを提供しています。
| 会社名 | インフォメティス株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区芝公園1-8-20 |
| HP | https://www.informetis.com/ |
小売電気業務を総合的に支援する「小売電気事業者支援サービス」では、複雑な運用も専門チームに任せられるため、委託を検討する際も安心です。
また、制度変更や調整力確保に関する対応も見据えた設計で、自社の体制変更や外部環境の変化にも柔軟に対応でき、長期的な運用に適しています。
需給管理、電力調達、卸売取引に加え、需要予測、契約管理、請求処理、制度対応や報告業務など、小売電気事業における日常業務を包括的に委託可能。煩雑な業務から解放され、現場の運用負担を大きく軽減することができます。
一方で、すでに自社で需給管理や電力調達などを行っている小売電気事業者にとって、外部委託は心理的にも実務的にもハードルが高いため、全委託にかかる労力と、得られるリターンをしっかりと見極めることが不可欠です。
経済産業省のデマンドレスポンス関連補助事業に正式登録※されたサービスのため、補助金要件を満たした形での導入が可能です。
申請書類の作成支援から、計画立案、導入後の報告対応まで、申請のフロー全体を熟知した専門チームが一貫して対応。
自社での申請・管理をすべて担ってもらえるため、少人数体制の企業でも補助金を活用した導入を進められます。
※参照元:エナリス公式HP(https://www.eneres.co.jp/news/20240719.html)
エナリスのデマンドレスポンスに関する
小売電気事業者への導入事例は確認できませんでした。
エナリスは、小売電気事業における制度対応、需給管理、電力調達支援に加え、デマンドレスポンスや需給調整市場参入支援などを一括で提供するエネルギーソリューション企業です。
補助金申請や実績管理にも対応し、電力事業の効率化と収益化を支援します。
| 会社名 | 株式会社 エナリス |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都千代田区神田駿河台2-5-1 御茶ノ水ファーストビル 14F |
| HP | https://www.eneres.co.jp/ |
デマンドレスポンスを単なる制度対応にとどめず、持続可能な事業として成立させるための構想・設計・制度対応を、初期段階から収益化フェーズまで一貫して支援します。
中立的な立場で、複数制度の比較検討やベンダー選定をサポートし、適したビジネスモデルの構築を提案。
事業拡大を目指すための収益確保・継続運用を見据えた包括的な戦略立案・体制整備を整えます。
エネルギー市場は制度変更が頻繁で、対応を誤ると収益機会を逃すリスクもあります。
そのため、制度や規制に精通したエネルギー・インフラ専門チームが容量市場や需給調整市場への参入を
支援。
複雑な要件を踏まえた戦略立案から実行まで一貫して伴走し、初期の失敗リスクや社内負担を可能な限り抑えます。
導入後の運用定着を見据え、業務マニュアル整備やオペレーション設計、人材教育プログラムの構築までを
支援。
現場業務の標準化を通じて、社内でデマンドレスポンス事業を運用・対応までの完結を目指します。
運用の基盤が社内に根づくことで、デマンドレスポンス事業を着実に展開していけるようになります。
KPMGコンサルティングとイーレックスは、再エネを活用した地域密着型のデマンドレスポンス事業の高度化に向け、共同プロジェクトを立ち上げました。この取り組みは、将来的に自治体や地域企業と連携した地域密着型モデルや、分散型エネルギーリソースの活用へと発展しうる基盤を備えています。
今後の展開によっては、電力需給の最適化のみならず、地域のレジリエンス向上や環境負荷の低減、地域経済の活性化にも貢献することが期待されます。
参照元:KPMGコンサルティング公式HP
https://kpmg.com/jp/ja/home/media/press-releases/2024/04/kc-erex-demandresponse.html
KPMGコンサルティングは、VPP事業やデマンドレスポンス導入を視野に、デジタル×制度×実務設計を組み合わせたソリューションを提供。
制度理解からシステム設計・運用まで、脱炭素時代の電力ビジネスを包括的に支援します。
| 会社名 | KPMGコンサルティング株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都千代田区大手町1-97 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー |
| HP | https://kpmg.com/jp/ja/home.html |